①常温に戻したバターと粉糖、塩をクリーム状になるまでホイップする
②ふるったアーモンドプードル、薄力粉、強力粉を加えて混ぜる
③ときほぐした全卵を②に入れて、ひとまとまりになるまで混ぜる
(ヘラで混ぜ、ある程度まとまったら、手でひとまとまりにする)
④ラップをして、1時間以上冷蔵庫で寝かせる
〜Point〜
生地を寝かせる目的は、生地を固くすることとグルテンを落ち着かせるためです。この作業により、タルト生地が扱いやすくなります
⑤強力粉で打ち粉をしながら、厚さ3mmに生地を伸ばす。
~Point~
生地を伸ばしている途中で、縦横の向きを変えたり、表裏を変えたりして下さい。そうすることで、生地をセルクルで抜いた時の縮みを抑えることができます。打ち粉をしないと生地が作業台にくっつくので注意して下さいね。
一定の厚さにするにはルーラーと呼ばれる道具が便利です。
⑥10cmのセルクルで生地を抜く
(余った生地は、ラップをして冷蔵庫で3日保存ができます。冷凍保存もできるので、必要に応じて取り出して下さい。あらかじめ使用する大きさに生地を抜いたりしておくと、便利ですよ)
⑦7.5cmのタルトリングに生地を敷き込み、フォークやナイフで穴を数カ所開け、ナイフで余分な生地を落とす。
~Point~
生地を敷き込むときのコツは、内側に少しずつ入れ込んでいくイメージを持つことです。1部分を一気に入れようとすると、そこからシワがよって、全体が均等な厚さになりません。指で押し込むのも厚さが変わるので、好ましくありません。タルト生地の厚さをかえずに、タルトリングに入れるようにしましょう!最後にリングを少し持ち上げながら、底まできっちりと敷き詰めましょう。
タルトに穴を開けるピケという作業をするのは、生地が焼き縮みするのを防ぐためです。中にダマンドなどの生地を入れて焼くばあい必要ありません。
⑧180度のオーブンで23分焼成し、あら熱が取れたら、タルトの上面の縁をふるいなどで擦って平らにする。
①卵黄、グラニュー糖(卵黄混合用)、コーンスターチを混ぜる
②鍋にグラニュー糖と牛乳を入れ、沸騰するまで加熱する。
~Point~
鍋に牛乳とグラニュー糖を入れたら、グラニュー糖を鍋の底に広げるイメージで、軽く混ぜます。後は、沸騰するまで混ぜたりはしません。このようにすることで、鍋底に砂糖の膜がはって、牛乳が焦げつかなくなります。焦がしたくないからといって、たくさん混ぜると帰って焦げ付くことになるので注意して下さい。(とはいえ、家庭で作るような少量だとすぐに沸騰するので、なかなか焦げ付くこともないと思いますが)
③②の3分の1量を①に入れ、攪拌する
④しっかりと沸騰するまで、かき混ぜながら加熱する。
-Point-
粉や卵が入ると焦げ付きやすくなるので、ここではしっかりと混ぜながら加熱して下さい。
②の段階でしっかりと牛乳を加熱していると、そこまで時間がかかることなく再沸騰します。
⑤沸騰したら火を止め、バニラペーストとバターを加えて、余熱でバターが溶けきるまで混ぜる。
⑥パットにラップを敷き、カスタードクリームを包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせます。
~Point~
カスタードクリームはラップで密着させて下さい。空気に触れたまま冷やすと、その部分が乾燥し、ダマの原因になります。ラップからは綺麗に剥がれるので、安心して下さいね。
⑦冷蔵庫でカスタードクリームを十分に冷やしたら、軽くホイッパーで攪拌し、全体を均一で滑らかな状態にする
①空焼きしたタルトに、カスタードクリームを絞る
②中央に苺を1粒置く
③半分にスライスした苺を周りに並べる
④苺の表面にナパージュを塗る
⑤ピックを飾って完成です!